食欲の秋 新米の季節がやってきました。
私、ここ数年はネット通販で購入、届けてもらっています。やはり便利です。
そんなお米も新米の出るこの季節、価格がいつもより高めの設定になってきます。
さて、皆さんはお米を購入する際の基準は何かお持ちでしょうか?
価格、品種、生産地、いつものお米・・・・でしょうか。
最近よく目にするのが”食味ランキング「特Aランク」”といった文字です。
これは。一般財団法人日本穀物検定協会が毎年実施する食味ランキングで最高の「特Aランク」を取得したお米ということだそうで、
(←マークはイメージです、決められたものではありません)
食味ランキングは、外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価の6項目について、
複数産地をブレンドした基準米と比較して5段階で評価したものだそうです。
ちなみに平成27年度 特Aランクは全国で46品種あります。
先日、とあるお米の品質評価をする業者の方とお話しする機会がありました。
「ランキングをうのみにすると残念なこともある」ということを教えていただきました。
つまり、ランキング評価に出品されるのは、その品種の中でも、特に出来の良いものが
出品されるわけであって、まさに選ばれたアスリート達のようなものだそうで、
その中で、一定の評価基準をクリアすることで、ランキングが決定されます。
評価はその年の販売高、都道府県の農産物ブランド評価イメージにつながりますので、どこも取得には力をいれています。
すなわち、その方の話によると、
評価ランキングは、その品種の最高状態のものであり、
スーパーや米屋など一般市場に出回るお米の品質と
かけ離れているものもなかにはあるということです。
特に、新たらしい品種は、歴史も浅く、全体のの生産量も少なめで、生産技術の均一化も十分でないことも多く、ブランドは同じでも、品質に差がある場合が多いそうです。
そういった面では、歴史が長く、生産量も多い従来からの「コシヒカリ」「ササニシキ」など人気品種は、バラツキが少なく、どこで買っても安定したおいしさが確保されているそうです。
言われてみれば、納得です。
お米選びの参考になさってください。